良心を舎弟にしよう

自分の良心とか、理性とかの声ってあるじゃない?

なんか仕事終わって帰ってだるいから、適当に服脱いで、ベッドに入ってポテチ食いながらゲームとかしてるときに

「風呂入れ風呂、ゲームは後でもできるだろ」「脱いだものは片付けろ」とかいうやつ。

で、いつの間にか寝てしまって、起きたら枕元に粉々になったポテチが散乱してるみたいな状況になったとき

「そんなことをやってるからだめなんだ」とか「せめて風呂に入れ」とか、自分が自分自身にいうやつ。

 

あいつはなんであんなに偉そうなのかね?

言ってることは99%正論。

自分自身だけに、一番自分のことを考えているように思える。そして、その通りにやれば間違いなくいい感じになることを、ポテチ食いながら寝ている自分も知っている。

 

でも言うことを聞きたくない。チンケな自己愛が、自分自身の良心の声すら、いやだからこそ無視する。

 

なぜなら、あいつが偉そうだから。

 

そんなこんなで、ポテチ食いながら寝る生活を十何年も続けたある日、気がついた。

 

良心が偉そうじゃなくて、むしろヘコヘコしながら忠告するなら腹もたたず、いうことを聞いてやろうという気になるんじゃないか?

こんなかんじだ

「師匠、今日も1日お疲れ様です。ポテチ食いますか?こんな頭の悪い食い物は師匠の知性を破壊します !そうなったら、オレ、悲しいです!

あっと、ここで風呂ですか?さすが!疲れをおして風呂に入る師匠!すばらしい!かっこいい!」

 

で、実際、良心を舎弟キャラにしてみたところ…

 

風呂に入るとか、家事をやるレベルなら、全然気分良くやれた!

 

我ながら自分の単純さとか、人間の脳の馬鹿さ加減に呆れるけど、少しはマシな人間になった気がする。